白髪染めで地毛に近い色に染めたい場合の注意点とは
日本人の髪の色は一般的に皆、黒髪のイメージですが、黒と言ってもトーンの違いがあります。
髪の毛が黒い理由はメラニン色素が影響し、メラニン色素が多いほど黒が強く出る傾向がありますので、その違いで同じ黒髪でも微妙にトーンは変わります。
髪は生まれたばかりの時には産毛で、髪の色は真っ黒ではありません。
成長するに従い、毛根がメラニン色素で色がついて行き黒髪になります。
日本人は色素が多いので黒髪になりますが、メラニン色素の割合は人により違います。
肌が浅黒い人はメラニン色素が多いので髪は黒が濃くなり、日焼けすると黒くはならずに赤くなるような色白の人は少しメラニン色素が薄いので、真っ黒というよりこげ茶に近い黒になる傾向があります。
白髪染めで地毛に近い色にするにはの髪質を知ろう
白髪染めをする場合、色の明るさを、黒からこげ茶、明るめの茶色までいくつかのトーンから選びます。
一般的に5から6トーンが、自然な黒髪の色とされています。
7から8トーンは少し明るい栗色。
9から10トーンは少しオレンジがかった茶色。
11から12トーンは少し黄色が入るのでアッシュ系ブラウン。
13から14トーンがさらに明るく黄色味が強い茶色になります。
肌色により少し髪色も異なり、髪質によっては、カラーするたびに赤味が出てしまう毛質もあります。
ご自分の地毛がどのタイプかを見極めるのが大切です。
白髪の量やダメージなどの髪質の違いで染まり方が違う
白髪染めで色見本がありますが、これは白髪を染めた時のイメージです。
白髪にも太さや髪の柔らかさなど違いがありますし、ダメージ具合によっても染まり方は変わります。
白髪染めをした経験がない人でも、それ以前にパーマやカラーを繰り返していれば、ダメージが蓄積されているので、白髪染めをすると思っていた以上に黒く仕上がってしまう事があります。
髪質や白髪の量、ダメージなどにより仕上がりはかなり変わります。
ダメージが大きい人は全体に染まりやすいのですが、色落ちしやすくなります。
髪が健康な人は染まりにく傾向にあり、放置時間を少し長めに調節してしっかり染めれば綺麗に染まりますが、若干暗めに仕上がります。
地毛の色合いと仕上がりを考えて色を選ぶ事で、仕上がりは大きく変わります。
自分で見極めが難しい時は、最初だけ美容院で染めてもらうのもいいかもしれませんね。